測定機器一覧

自動車整備とトルクレンチ

トルクレンチを使わなくても整備できる箇所は色々とありますが、ホイールナット1つを考えても適切なトルクで締め付けできていますでしょうか。

私が整備を始めた頃、師匠から「お前は折りそうだから、廃棄する部品のネジを折ってこい!」と言われ、訳も分からないままスクラップ置き場で「おりゃ!」と折っていました笑

ボルトを締め付けて伸びる感覚、折れる感覚(笑)を感じてこいってことだったと思いますが、あの頃の私はまぁ、変な勢いがありまして言われたまま(汗)

自動車の全てのネジトルクを覚えて(調べて)トルクレンチでってなると厳しいものがありますが、

  • ガスケットを使っているカバー系
  • 締め付けトルクによって摺動抵抗が変わるシャフトやベアリング系
  • ホイールナットやプーリー、ギア等の回転する箇所
  • 振動の多い箇所

ざっと挙げても、このような場所にはトルクレンチを使って適切なトルクで締め付ける必要があると思います。普段作業をしていない方ならなおさらです。そのネジ締めすぎていませんか?もしくは締め付け不足になっていませんか?

作業スピードが上がるわけでもないですし、便利になるわけでもないですが、非常に重要で欠かせない工具です。

下の動画はWRCでリアを損傷した車輌のピット作業ですが、バタバタと慌てながらもしっかりトルクレンチを使用しています。

少し長い動画ですが、30分ほどで結構な部品を交換しています。部品を外す際は電動ツールやエアツールで外してポイ!ですが、取り付けはきっちりトルクレンチを活用していますね。

 


アナログサーキットテスター

自動車の各部センサー、配線及び電装品など、テスター無しには整備できない箇所は多々あります。

詳細な数値を読み取るには、デジタルが有利かもしれませんが、仕事でよく使用する点検等での使い勝手の良さはアナログテスターが一枚上手かと思います。

12V、24Vの自動車の電気関係の修理では、おおよその針の位置を確認しながら点検箇所に電気が来ているかを調べたり、もしくは配線やリレー、スイッチ等の導通点検の割合が非常に多いです。

数値を読み取るよりも、レンジを合わせて針の動きだけを見ている感じです。測定というよりは、点検作業に最適といえます。

自動車整備に適したオススメのアナログサーキットテスターです。
直流及び抵抗のスペックを絞り抜粋してみました。

もっとコンパクトな物や廉価なものもありますが、暗電流や充電電流を調べる際の直流電流の測定や、クランプアダプター等のアクセサリを使用を前提としてピックアップしてあります。

三和 TA55

直流電圧:0.3/3/16/30/60V
直流電流:0.5/3/30A
抵抗:1/10/100/1kΩ

コメントなし

デンゲン TR-152

直流電圧:2.5/10/50/250/1000V
直流電流:5m/50m/500m/10A
抵抗:1/10/1kΩ

コメントなし

デンゲン TR-170/DX

直流電圧:2/15/30/60/300/1000V
直流電流:0.3/15/60A
抵抗:1/10/100/1k/10kΩ

コメントなし

カイセ KF-32

直流電圧:0.3/3/12/30/120/1200V
直流電流:60μ/3m/30m/600m/12A
抵抗:1/100/1kΩ

コメントなし

 

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自動車整備におすすめのデジタルサーキットテスターをまとめてみました。
クランプアダプターが使用できることを条件にピックアップしてあります。…









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